マンガ家のまち?:相原コージ

何だか知らないうちに・・・

「僕のマンガを好きで読んでくれてる人は僕は好きです」
柱のアオリ文句(マンガ本のケイの外にある文章のことをこう呼ぶんだそうです)風に言えば、「むさしのびと」に天才ビッグマンガ家初登場!!
強烈なオリジナリティと面白さでファンを増やし、ここへきて動物マンガ「かってにシロクマ」で更にファン層を広げ、時代を引っぱって走るマンガ家のひとりは24歳という若さです。
駅で見かける「コージ苑」のデカポスター、売り切れ店がでるウリ坊ぬいぐるみの作者相原さんは「何だか知らないうちに売れちゃったみたい」
――現代のサクセスストーリーを地で行っているのでは?
「うーん、あ、でも、引っ越すたびに(住まいが)よくなってるなあ」
「北海道から出てきて、最初に住んだのが井の頭線駒場東大前。デザイン学校漫画科に通いつつ原稿の持ち込みもしていました。好きだったのは“白土三平”。 次に住んだのは吉祥寺。吉祥寺には、いしかわじゅんさん、江口寿史さん、大友克洋さん等マンガ家がたくさん住んでいて、そのエネルギーはなんなんだろうと・・・。 住んで見れば普通のまちなんだけどね」

仕事のペース

週刊連載3本を抱え、〆切に追われる毎日。
「描くときはBGMをずっとかけっ放しで、昼頃起きて、夕方から明け方まで仕事。睡眠時間は6時間ぐらい。ビデオもテレビも見る時間ナシ。本も読めない、映画もみてないなあ」
――仕事で実現させたいことは?
「仕事のペースをね、描きたいときに描いてって風にできれば・・・」
――つげ義春さんみたいに?
「あんまり貧乏だとやだな」
ひとつひとつの質問に、考えながらきちんと答えてくれて、話していると気持ちがあったまってきます。少年の初々しさと男くささが同居の相原さん。
――年末年始は?
「30日まで仕事で、正月は『コージ苑』売れ行き好調のごほうびでスタッフと中国に行きます」
再び柱のアオリ風に。相原、中国に行って、どんな新キャラクターが飛び出すか、激動の’88を待て!!