名称さざなみプロジェクト

名称の公募

野口:最初に伝えたが名前は大きい。行政では、今後の名称は市報で公募されることになっている。今の名前は仮の名前という事になる。

小倉:最初から情報発信をうまくして動いているところは少なく、2・3年の蓄積がいる。情報発信がうまくいかないからといって、主体にすべてあずけるのでは少し冷たい気がする。情報発信についての中間支援ができないか。

土肥:パブリックな空間を使う活動には、行政は外せない。まずやらなければいけないことの一つは、何らかの形で行政とコミュニティをとるための枠組を作っていくこと。事務局は環境市民会議でもかまわないので、まずは一定のルールに乗ってオープンな協議の枠組みを作っていき、情報共有をしていく。もう一つは、高橋金一さんなど現場で頑張っている方々を横につなげるアクションを今からやったほうがよい。「食育」でカフェが何ができるかを考えたり、改修も地域で広げていけるような講習会を公民館でやってもよい。新しい企画をいくつか生み出していく。

小島:名前の公募のとき、「雨デモ風デモハウス」という名称をどんどん応募を出してもらうのはどうか。

梶間:市民でこの名前を守ったということが、キャンペーンになる。コンサートや映画上映会などで投票を呼び掛けるやりかたもある。名前を守るということは、市民が主導権を握るということになる。

安田:雨風ハウスの由来を説明して、だからこの名前がよい、という風にキャンペーンができるとよい。

小倉:公募に合わせてキャンペーンのネーミングを形にしたい。

安田:人によっては感情的な伝え方になってしまうので、伝えるときに伝えやすい文面を用意しておきたい。メールにコピペできるような小さな文章で、メールやはがきに貼って送れるようにしたい。ツイッターも利用したい。

田頭:「雨デモ風デモハウス」という名称が、公募された市民のワークショップの中ででてきた名前だということを確認して、だからそれをみんなで守ろうという参加型の呼びかけを行うと良い。

明珍:行政の中では、施設の名称と団体の名称が同じという事で、非常にクローズな会合の中で決められたのではないか、とそういう心配があって今回の話になったのではないか。

梶間:雨風ハウスという名前には、コンセプトがあるのだから、そこを守るという事が大事。

黒岩:連動イベント的なことは、間に合うかはわからないが、こちらで前田さんと一緒に考えたい。

野口:まず、雨風ラボは暮らし方、「住育」を提案する団体であるということをきちんと発表する。

安田:キャッチコピーは安達さんに頼んで、文面は土肥さんにお願いする。

キャンペーンではなく・・・

長島:行政と戦う雰囲気が出てきてしまっている。チラシを作ると、行政が敵になってしまう。キャンペーンをやるのではなく、行政とともに歩んでいくというパートナーとしての位置づけが大切。

黒岩:その部分がものすごく欠落している。若い人たちがメディアでやろうと思っても、地元の人とface to faceでどうやっていいのかわからない。私たちもわからない。行政についても、どうやって話をしたらよいか分からない人たちが集まっているように思える。そのやり方をアドバイスしていただきたい。

舟木:行政の立場から見ても、戦いになっているとは思っていた。

長島:組織的に考えてやると嫌がるので、施設に対する愛で、自然的・自発的に集まった、という形にする。一方的に市民の力で押してしょうがないからやらなければならないという形になるのは問題がある。今いる30人以上の方の応募があれば、それはそれで別の意味を持ってくると思う。やはり、市役所の方としっかり話した方が良い。

小倉:やはりメッセンジャー役が大切になる。

土肥:行政に伝える役目は、安達さんにお願いしたい。

小倉:静かにやるという事だが、土肥さんに呼びかけの文章を書いてもらうことはやろうと思っている。僕たちはこういうことをやってきた、ということを呼びかけることは必要。タイミングは考えどころだが、静かに共有していくことが大事ではないかと思う。

百瀬:共有は、仲間内だけでなく、行政・議会とも共有をしていかないとうまく回らないと思う。

小倉:今日語られた「共有」というキーワードは、まさにそういうニュアンスで語られていたのではないかと思う。今日はどうもありがとうございました。