暮らしの繕いラボとは
暮らしの繕いラボは手仕事技術者のネットワークです。技術がある人、てまひまを惜しまない人、モノを処分したい人、モノを必要とする人をマッチングし、それぞれの目的や技術の習得に役立つ場づくりとなっています。



経緯
40年となる地域活動のスタートとなったのは、身近な暮らしの地域情報誌「武蔵野から」の発行。これはやがてまちづくり活動のNPO法人「グリーンネックレス」へと拡大しました。
主要メンバーが高齢となった現在、拠点を 「5丁目界隈寄り合い所」とし、「手仕事てとてと」ショップを併設し、再生しつつあります。



女三人寄ればのかしましさは「場づくり」となり、手仕事の技への探求心を培い合い、拠点の維持を賄うまでになりました。大震災やパンデミックを経て様変わりしたビジネスや各世代の生活スタイル。それまでの技術や品々が廃品されようとする中で、捨てるには惜しい、となり、リメイクやアップサイクルへの関心を産みました。また「分別の手間」を逆に活用すると、捨てられる技術や品々への価値を再認識できる新たな拠点が必要となりました。
専門家の作業に頼るだけではなく、誰にでもできる点に注目し、これらの事例づくりを企画「手のひらedit」としました。



先行するフロア活用の「てとてと」運営や、編集室隣に誘致したチャリティショップ「エコメッセ小金井」が、おもに服や雑貨等、布・糸を得意としていることから、暮らしの繕いラボでは木や土、建築やエクステリアまでの応用を目指しています。
事例
空き家の庭の果実の柿もぎ&干し柿加工
2024年10月22日、小金井市前原町のF家。近所が毎年楽しみに柿や梅をいただいていたという家(約100坪)が空き家に。今後について、家主の相談に乗りつつ可能性を検討し合っています。



解体家屋の処分品レスキュー
2025年3月、三鷹市上連雀。
日本橋から三鷹に移り住んだK家の家仕舞いを支援。最後はおひとり住まいだった主は亡くなる数日前まで書道を教えていた気骨のある方で、奥様の裁縫道具一式がそのまま残されていました。細やかな手仕事の名残の品々をレスキュー(捨てられるモノを救出)し、即活用、販売できました。
他のレスキュー品も、いまでは貴重な蚊帳一式は解いてカーテン用に販売(2,000円)、ネル地のアップサイクル襦袢は即活用などができました。



裂き織り(さきおり)
古くなって使わなくなったシーツなどを裂いて、これをよこ糸にして布に織りあげ再生します。「使い切る」文化で培われたリメイク・アップサイクルの手法です。一方で、規格品では出せない風合い、偶発性という面でも見直されています。



